'11/12/28 (Wed)
滝にでも打たれたかのように全身びしょびしょに汗をかき目が覚める。
一昨日、昨日と2日連続で。
今朝はというと、霧雨の中を歩いた程度に濡れたような汗のかき方であった。
熱は下がっているけど、のどの痛みと頚部リンパ節の腫れと痛みが残っています。
私が鍼灸師を目指したのはおよそ10年前ですが、頚部リンパ節が腫れて痛いなどというのは初めての体験なのです。
辛い思いをしているのに妙にワクワクしています。
イニシャルはMですが、別段Mというわけではありません。
ワクワクの理由は自己治療のチャンスだからです。
なかなかこういった症状を鍼灸で治療する機会に遭遇しません。
というわけで、2回ほど鍼灸治療をやりました。
場所が首だけにお灸したくても自分ではやりづらいということを言い訳にやらないのがちょい残念ではあります。
病状は時間とともに消えていきますが、治療をした後は痛みが少し和らぐ感じがします。
治癒へのスピードが速まると思っています。
さて、今日は新宿で『 幕末太陽傳 』という幕末の遊郭を舞台にした映画を見ました。
1957年に上映されたデジタル修復版です。
今年10月にニューヨーク映画祭でも上映されたそうです。
白黒映画だと思っていたのですが、映画館の前のポスターがカラーなのを見て、さすがデジタル修復!と喜んだのもつかの間、すぐ脇に白黒上映ですと断り書きがあり、いくらなんでもフィルムは無理かと落胆したものの元々白黒だと思っていたので振り出しに戻っただけのことなのであります。
映画って本編が始まるときにスクリーンが広がるのが当たり前だと思っていましたが、この映画は縮みます。
いきなりやってくれたと思いました。
フランキー堺が主役で石原裕次郎が準主役といったところもおもしろいし、当たり前ですが、若い頃ってこんなだったの!という俳優ばかりです。
実際にあった御殿山英国領事館放火事件の話や落語に出てくる話が入ってますが、主人公がおもしろいので知識なくても楽しめると思います。