先日、上野の国立科学博物館に『 黄金の都 シカン 』展を見物してきました。
どうやら、南米ペルーで一っ時栄えた文化の中心となった都市らしいです。
11世紀ということで、インカ帝国の前にあたり、日本では平安時代になるそうです。
黄金の都というだけあって金の宝飾品が多数ありました。
今も昔も人は、金(きん)に魅せられるのだなぁ、と思いました。
元々、古代の日本人も中東から船に乗って、金を探しにやって来たという話を聞いたことがあります。
僕はタイムマシンがあったら、この船に乗って古代日本人と日本を見つけた時の感動を味わいたいと密かに思っています。
しかし、一体全体、いつから人は金に魅せられるようにそうなったのだろう・・・
ここからは僕の想像の話です。
人の起源はアフリカのエチオピアだかその辺りだと言いますから、きっとその辺りで、人が光るものに対してある価値観をもった後、たまたま誰かが金を見つけました。
それを回りの人に自慢したら、激しい争奪戦が始まってしまったのです。
そして、最終的に手にした人が、そこで得たものは、実は権力だったのです。
そこで、金を権力の象徴としたのが始まりです。
それからというもの、人は権力欲しさに金をそこら中からかき集めたのです。
効率よく集めるために頭を使いだしたら、文明というものが出来あがったのです。
文明と言うとまっ先に思い浮かべるのが、何のひねりもないのですが、エジプトのピラミッドです。
ピラミッドは今から4、5000年前に作られています。
今、僕の住んでいる墨田区では東京スカイツリーというタワーの建設中です。
どちらもスゴイと思うのですが、デカイものを作るというのが、これまた権力の象徴のような気がしてきます。
だとすると、人はどこまでデカイものを作れば気が済むのだろうか・・・
いやきっと、どこまでデカイものを作っても気が済むことはないのだろう・・・
なんか哲学的になってしましましたが、もともと僕の想像から始まったことなので。
この辺で、想像の世界に幕を閉じたいと思います。