'11/8/24 (Wed)
これで何度目だろうか、先日またしても救急病院のお世話になった。
波も無くなってきて今日のサーフィンもここまでかと海から上がっていく途中浅瀬を歩いていると左足に何か硬いものが当たった瞬間ものすごい激痛が走り、なんでこんな砂浜に岩があるんだ!!と心の中で叫びつつも、本当に岩なのか?と疑問を抱き足を引きずるようにして浜辺にたどり着いた。
帰りの運転は友達に代わってもらい僕は後部座席で激痛と格闘し、会話のはしばしで笑いが起こると激痛もその一時だけは和らぐ。
僕の意識は激痛という感覚に支配されているのではあるが、笑いという行動が起こるとき意識の中では面白いという思いが激痛より勝るのであろう。
お笑いセラピーなどいうものがあるが、自らをもって体験した。
この激痛はどのくらいの激痛かというと、過去に骨折した時と同じかそれ以上の激痛であり、また帯状疱疹を患ったときの激痛には及ばないものの大の大人がのたうち回る、いやそこまではいかないが足の置き場もないような、またはもぎ取ってほしいくらいの激痛であり、おそらく骨折は免れないだろうと覚悟した。
友達2人は帰り、怪我は幸い左だったので後は自分の運転で何度か救急でお世話になってる病院に着いたが、駐車場から受付までの徒歩が辛くそのせいか血圧が139/89、心拍数は98、体温が37.1となっていたのだがこれにはさほど驚かなかった。
病院の待合では激痛のあまり座っていられずこんな時は恥も外聞もねぇと長イスで横になり、移動は車椅子を使わせてもらった。
車椅子は自分で動かせるからと言ったのだが、看護師さんが優しくもレントゲン室までは押してくれ順番を待っている間の雑談はどちらかというと僕のリップサービスではあったのだが、激痛が若干まぎれるところからすると看護師さんの存在は本当に有難かった。
僕の骨はどうなっちゃったのかなとレントゲンの結果が待ち遠しかったのではあるが、その間も激痛に苦い顔をしつつ長イスに横になり足の置き場を何度も変えてるうちに激痛から開放とまではいかぬが、多少は和らいだと感じることができた。
レントゲンを撮ってから1時間以上も待ち、ようやく呼ばれて診察室に入る。
先生から骨には異常ありませんと説明を受け、僕も写真を見せてもらったが、ひびすら入っていなかった。
じゃ、この激痛は何なんだ!?とい言う間もなく、先生はこの後の処置の説明を始めた。
すでに止血していたが患部には傷があったので、そこをを切開して洗浄するということと破傷風の予防接種をするということであった。
処方箋が出て抗生物質と痛み止めをもらった。
翌日家の近くでいいので病院に行ってくれと言われ、その紹介状もいただいた。
切開の時の麻酔が残っていてか激痛が無くなったのが嬉しかった。
しかし、麻酔が切れればまた元に戻るのかと気分が沈んだ。
あとは痛み止めがどのくらい効くかだなと思いつつも、骨が折れてなくてこの激痛はなんだ!?とまた疑問が湧くのだが、レントゲンに写らぬ骨折もあるのでそれかもなと勝手に思い込む。
帰宅して3時間ほど眠り、目が覚めるとあの激痛はどこへやらといった状態で夢かと思ってみるも、しかしその必要もないわけで現実ちっとも痛くないのには驚き、信じていいのかどうなのか分からずもう一回寝てみた。
それから1時間ほど経ったがやはり全く痛みがない。
麻酔がとっくに切れてるのは実感している。
なになにそれじゃ明日の朝痛くなければ治っちゃったのと喜びの先取りなどしてみた。
翌朝ほんとに痛くないので、激痛の時はあきらめていた仕事(往診)に出かける。
午前の仕事が終わり最寄の病院へ行き、抗生物質を処方され、来週また行くことになった。
今は、患部から膿が出ている状態である。
つまり傷からなにか菌が入ってしまった感染症ということか・・・
むくみも大分無くなってきた。
しかし、砂浜に岩?とか、ぶつけただけであの激痛とか、あの激痛なのに骨に異常ないとか、うそのように激痛が去ったとか、まったく想定できねぇ。