'12/12/21 (Fri)
先日の献血の結果は驚くべきものでありました。
今回の献血で18回目になりました。
年3回なので6年続けていることになります。
400cc×3回×6年=7200cc の血液が世の中の役に立ったのだと思うと、ただ生きているだけでも何か大切な意味を見出せそうであります。
さて、なぜに今回は驚くべき結果となったかというと、まずは1番上の『55』という値ですが、これはALT(GPT)という肝臓の障害などで上昇するもので標準値は『5〜45』なのです。
つまり肝臓の障害が疑われるわけで、これを見た時、とうとう酒でやられたか、今年は酒量がアップしたからなぁなどと過去を振り返ったのですが、説明をよく見てみると次のようにも書いてあります。
『 激しい運動の後に一過性の上昇がみられることがあります。』
実はこの献血の36時間前に20kmのランをしており、おそらくはその影響だろうという解釈になりました。
なぜなら、その下の『25』という値がγ‐GTPというもので、同じく肝臓に障害があると上昇するのですが、値は標準値の範囲内であるからです。
むしろ今回は、過去数回の平均値より30%も低いのです。
こちらも驚くべきことなのでしょうが、こういった検査の場合、下がるというのは良い方にとらえてしまう短絡的な解釈があり、γ‐GTPなぞいうマニアックな雰囲気の項目は大して気にならないのであります。
実はこれからが僕にとっては本当の驚くべき結果なのですが、これを読んでいる方はさほど驚かないかもしれないと最初に断っておきます。
真ん中あたりに『195』と『13.8』という値があります。
これは、コレステロールとグリコアルブミンというものの値です。
最早コレステロールは一般用語のようなものなのでここでは説明はしませんが、グリコアルブミン、なんじゃそりゃ?というものだろうと思うので簡単に説明します。
これは、過去2週間の血糖値が低い状態が続いていると低下し、高い状態が続いていると上昇するというもので糖尿病の検査の一つであり、標準値は16.5未満であります。
今回の『13.8』という値は過去数回の平均値より5%程度低いのですが、平均値が13%上がると標準値を越えるということを考えれば5%の低下は大きな変化だといえるのではないでしょうか。
では、なぜこのような変化があったかと自分を振り返ると、これはダイエットの効果ではなかろうかと思えるのです。
食べる順番と糖質制限のダイエットを6月から始めたので半年ほど続けています。
前回の献血ではその効果は全く見られずガッカリしたのですが、どうやら今回はその効果が現れたのではと思ってしまいます。
コレステロールについても糖質制限をすると下がると持っている本に書いてあった通りに実際も下がっています。
先程のγ‐GTPとは違い、これらはより身近に感じるので関心度も高くなります。
ただコレステロールについては200以下だと長生きできない、長生きしている人は220程度あるという話もあり、僕は長生きしたい派なので今回の結果はあまり喜ばしいものではないというのが実情です。
20kmラン後という今までとは違う状況での献血であった為その影響もあろうかとは思うのですが、ダイエットとはどういうものかと知ろうと始めてみたダイエット、辛さを胃で感じたダイエット、前回の献血では効果が現れなかったダイエット、当初の目的を果たしても続けたダイエットでありましたが、それなりの結果が出てくると嬉しいものです。
ただやはり今回の結果が一過性のものかどうかの判断のため今の食生活を続けていこうと思います。
ちなみに、ダイエットによる体重の変化は、BMI:19.88 → 19.59 に下がりました。
そして、糖尿病や高コレステロール血症などの生活習慣病のリスクがこのような簡単なダイエット法で軽減されるというのは嬉しいことであります。