'12/7/12 (Thu)
自分の身体はスポンジかと思うほどである。
走って風呂入ると体重が3kg落ちている。
ビールで換算するとロング缶6本分の汗である。
並べてみるとあまりの量の多さに我ながら驚く他ない。
もちろん消耗した分は補うので体重は元に戻るのであるが、補い過ぎることが多々あるのである。
さらにアルコールの廻りもかなり良いのがいい。
走る前の準備運動はストレッチとデューク更家のトルソーウォーク、ひねりは大切だ。
あらかじめミネラルウォーターと天然塩を補給しておく。
身体がほぐれたところでスローなスタートを切る。
いつかのTVCMと違ってサカナクションはかからない。
走っていると東京スカイツリーがどんどん大きくなる。
東京ソラマチを過ぎて隅田川までが信号が連発しストレスのかかるところであるが、いちいち気にするのを止めたらだいぶ気が楽になった。
吾妻橋のたもとには美味しい佃煮屋、鮒五がある。
タラコとウナギの佃煮が最高だ。
吾妻橋は渡らずに川沿いのランニングコースを走り白髭橋を目指す。
東武電車は鉄橋が折れはしないかと心配しているかのような超スロースピードですれ違う。
桜橋を過ぎるとコースの脇にブルーテントが何軒も登場してくる。
おそらく住人はいるのであろうが、全く気配がないのが何とも言えず不気味な雰囲気を醸し出している。
以前、coleman のテントを見たのには少々驚いたが、今回は見なかった。
本物のキャンパーだったのかもしれない。
白髭橋が折り返しとなり、渡って台東区側の川沿いを走る。
桜橋でまた川を渡って墨田区に戻る。
言問橋を渡った先には大好きなラーメン屋、弁慶があるがもちろん今は渡らない。
頭の中でみそラーメンが湯気を立てている。
吾妻橋まで戻ってくると今度は橋を渡って浅草に出るが、すぐに一つ下流の駒形橋を目指す。
僕は吾妻橋から見るツリーよりも駒形橋から見るツリーのほうが好きだ。
吾妻橋から
駒形橋から
駒形橋を渡ると通りの正面にツリーがそびえ立つ。
ツリーを目指しひた走る。
僕は 『 粋 』 よりもこちらの 『 雅 』 のライトアップのほうが好きだ。
初めて見た時は中途半端な紫に早速壊れているんじゃないかと思ったが、よくよく見てみると巧く黒を表現していると思う。
行きとは逆方向にソラマチの脇を走る。
ツリーが開業したらここはもう走れなくなると思ったが、その予想はハズレ、時間を選べば全然走れるということが分かった。
にぎやかなのはここまでで、以前からの変わらぬ静かな街に戻る。
十間橋からは逆さツリーが川面に浮かぶ。
目指すゴールもあと少し、だいたい12kmになる。
これくらい走ると 『 足三里 』 というツボがお灸を欲しているのを感じる。
しかし、帰ったらチャリ漕いでまずは銭湯だ。
そしてビールだ。