'12/1/24 (Tue)
冬は髪の伸びが遅い。
爪の伸びも遅い。
こんな坊主頭でも、いやだからこそか、月に2回は手入れであるバリカンを入れているのである。
冬でも回数は減らないが、風呂場に落ちた髪は夏より若干短い。
爪の手入れのペースは間隔が空き手入れは楽にはなっている。
つまりは新陳代謝が落ちているのである。
これは血流が悪くなっているということだろう。
寒さから身を守るために無意識のうちに筋肉に力が入り、熱を発生させ体温の低下を防いでいるのではあるが、その影響で血流も悪くなっているのである。
五行論( 僕のブログでは何度か出てきている )という中国哲学では、冬という季節は木・火・土・金・水の水に属します。
水の性質に『 蔵(ぞう)』というものがあり、蔵する、という意味があります。
分かりやすく言いますと、蔵(くら)にしまっておく、というようなことです。
人間にもこの五行論は当てはまり、冬は蔵にしまっておくのです。
何を?
ということになりますが、これにはいろいろとあります。
例えば、このご時世は不景気でありますが、これを季節でイメージするならばまさに冬、ですからお金が蔵にしまわれてしまって世間に流通しないのであります。
蔵からお金が出てきて流通すれば世の中の景気は良くなります。
もっともお金が勝手に出てくることはないので、人がお金を遣うということです。
ちなみに増税うんぬんの話が永田町という不思議な町では盛り上がり紙面を騒がせておりますが、この不景気に増税したらどうなっていくのでしょう。
僕は経済学者ではないので詳しいことは分かりませんが、ますますお金が蔵に入って入ったっきり出てこないような気がします。
さて、経済の話はこのくらいにして、身体の中では何が蔵にしまわれるのでしょうか。
タイトルが血流なので血液ということにして東洋医学的に話を進めます。
最近TVコマーシャルでやってる7とか8とかというたぐいの話です。
東洋医学では血液に相当するものを血(けつ)と言います。
特別ひねりはありません。
血が蔵にしまわれるのですが、そこは肝(かん)というものになります。
実際の臓器では肝臓に相当します。
血液にしろ肝臓にしろ血と肝じゃ同じじゃねえか!と思うのではないかと思いますが、そこが東洋医学、中国4千年の歴史であり微妙に違うのです。
怪しいミッキーマウスやガンダムは最近の話ですが、TVで見たところこれらも微妙に違うのです。
話は戻りますが、血は肝にしまわれるのです。
なんだかよく分からないと思うので、西洋医学的に翻訳すると、肝臓には全血液量の1/5〜1/4が存在します。
これを東洋医学的に表現すると、肝は血を蔵(ぞう)す、といい中国では3千年ほど前に分かっていたことなのです。
今でこそ日本は世界の最先端を行っておりますが、3千年前は縄文とか弥生時代でありそのような知識は到底なかったはずで、そういうことを知っていた中国というのはスゴイのです。
また、怪しいミッキーマウスやガンダムも他の国では真似のできないスゴイことでもあるのです。
さて、大事なところでいつも話が脱線してしまうのですが、冬は血流が悪くなるのであります。
しかしながら基礎代謝というものは冬が一番上がります。
基礎代謝というのは人が意識的に何もしていなくても消費しているエネルギー量です。
つまり基礎代謝が高ければ高いほど太りにくい、さらには痩せやすいということになり、筋肉がしっかりしている人ほど基礎代謝は高いと言われております。
基礎代謝の高い冬にこそ運動することで太りにくく痩せやすい身体づくりが出来るのではないかと思います。
ちなみに運動が健康管理に良いということを最初に認識した日本人は徳川家康という説があります。