'10/3/20 (Sat)
今回の話はダイエットにもつながります。
以前もお話しましたが、なぜダイエットというものが存在するかと言いますと、
それは、食べ物が沢山あるからです。
食べ物が沢山あるので、自然と肥ります。
食べ物が沢山ない国の人たちは、肥れないのでダイエットというものが存在しません。
そして、肥らないように、沢山ある食べ物の中から何を食べれば肥らないか日々考えていることと思います。
カロリーとか栄養とか気にして食べていると思います。
それでも、肥ってしまうのは、筋肉が不足しているからです。
運動が足りない人は、筋肉が減少していきます。
そういう人は、エイジングする(歳をとる)にしたがって、運動量が減り、肥っていきます。
肥っていくと、ダイエットを行い、何を食べるか考えます。
ここで必要なのは、何を食べるか考えることより、運動して筋肉を増やすことです。
では、運動をしているのに痩せないという人、これから運動でもしようかという人、
お腹の筋肉を鍛えてみては!!と私は思うのです。
お腹の筋肉というと、お腹が割れる腹直筋を思い浮かべるかと思います。
もちろん、腹直筋は重要は筋肉のひとつではありますが、
ここでは、腹横筋(ふくおうきん)のお話をします。
この腹横筋は、ズバリお腹を引っ込める筋肉です。
お腹が引っ込められない人は、腹横筋が弱くて、ポッコリしたお腹をしています。
腹横筋を鍛えていくと、ポッコリお腹がスッキリお腹に変身していきます。
もう一ついい話をします。
お腹を引っ込められると、内臓が動きます。
内臓は動くと癒着の防止になります。
特に、手術や帝王切開などお腹を開いたことのある人はない人に比べ内臓が癒着しやすく、
癒着は内臓病変の原因にもなります。
腹横筋を鍛えると、見た目にも、見えないところにも良いことがあるのです。
では、具体的な鍛え方ですが、腹式呼吸がベストだと私は考えます。
腹式呼吸は、そもそも呼吸は読んで字の如く、呼(吐く)から始めます。
吐いたら吸うのです。
呼(吐く)は鼻でも口でも構いませんが(通常は口の方が楽)、吸は鼻からです。
そして、腹式呼吸は、呼(吐く)で、お腹を引っ込めるようにします。
膨らんだら、それは胸式呼吸ですので、誤りです。
吐いたら、今度は吸います。
その時は、お腹が膨らむのです。
そしてまた、吐きます。
この時に、お腹を更に意識的に引っ込めるようにします。
すると、腹横筋が更に働き、腹横筋のトレーニングになります。
このように腹横筋を鍛えていきます。
10分くらい出来ると理想的ですが、仰向けでやると知らぬ間に眠ってしまうことがあるのでご注意を。
ポッコリお腹はエイジング、スッキリお腹はアンチエイジングです。