'09/7/24 (Fri)
O脚は、内反膝とも呼ばれ、
左右の内くるぶしをくっつけて立った時、左右の膝がくっつかない状態を言います。
反対の言い方をすれば、
脚がまっすぐな人は、左右の膝、内くるぶしをくっつけて立つ事ができます。
では、なぜ?くっつけて立てないのでしょうか?
骨格的にみると、
股関節において大腿骨(ももの骨)が外側に捻じれている。
それに伴って、骨盤が開いてしまう。
膝関節においても大腿骨は外側に捻じれ、反対に脛骨(すねの骨)は内側に捻じれてしまいます。
脚がまっすぐな人でもこの傾向はありますが、
O脚の人は捻じれが強くなっている、といったことが考えられます。
また、日常生活的にみると、
O脚を意識してしまうがゆえに、無理に脚を閉じて立とうとしていませんか?
こうしてしまうと、地面において身体のバランスをとる面積が小さくなるので姿勢を保つのが不安定になります。
その代償として、左右の膝の間隔を広げることで安定させようとしてしまうと考えられます。
また、足の骨の長軸方向には自分の体重と同じ圧力を地面から受けます。
その圧力は、同じく長軸方向にかかります。
よって、脚を閉じて立とうとすると、O脚を維持し続けてしまうと考えられます。
次に、モデルさんのように1本線の上を歩くようにしていませんか?
1本線の上を歩くのはモデルさんが仕事をしているときです。普段は歩き方は違います。
基本は2本線の上を歩きます。
そこで、O脚を直していくには、それに適した立ち方、歩き方が考えられます。
それにはちょっとしたコツがいるのです。
そして、立つこと歩くことをスムーズに行うためやリンパや血液の循環改善のために意味をもつのが骨盤矯正です。
また骨盤矯正は、O脚に関する骨格のズレをとっていきます。
これまでのところ、O脚を助長する筋肉の緊張などについては触れませんでした。
それは、骨盤矯正により筋肉の緊張はとれますし、正しい立ち方や歩き方で、自然に筋肉のバランスが変化するからです。
変化した後に内転筋などの筋肉を鍛えるほうが効果的と考えます。
立つ、歩くは、当たり前の事で簡単なことです。
ある意味人間の基本です。
しかし、正しく行わなければいけません。
そして、なにより続けなければいけません。
といいますか、簡単な事でないと続けるのが大変です。
難しいことはイヤになります。
続けることをあきらめてはいけません。
何事も簡単な事からです。