'09/6/18 (Thu)
私はAEAJ認定アロマテラピーインストラクターという資格を持っているので、アロマテラピーに関するお話をしたいと思います。
とは言っても、運転免許で言ったらいわゆるペーパードライバーなので、大した話はできないのですが・・・
少しでも興味を持たれる方がいたらいいなと思ってます。
よくアロマテラピーとかセラピーとか言われていますが、テラピーもセラピーも同じ『療法』という意味で、前者がおフランス語、後者がイングリッシュなだけです。
どんな療法かと言いますと、植物(花、果実、葉、種 etc)から抽出した芳香成分(以下、エッセンシャルオイル)を利用して心身を健康にする植物療法の1つになります。
歴史的には古代エジプト(4000年前)まで逆上りますが、その後も各国で植物療法は行われていました。
アロマテラピーという言葉ができたのは、1928年、おフランスのガットフォセという科学者が実験中に火傷を負い、目の前にあったラベンダーのエッセンシャルオイルに浸したところ、みるみる火傷が治っていったということで、彼がアロマテラピーという造語を生みました。
その後、おフランスの軍医であったジャンバルネ博士が戦争で負傷した兵士にアロマテラピーを行ったというエピソードがあります。
ふぅ~、さて、アロマテラピーは療法であるので、もちろん効果があります。
エッセンシャルオイルは、芳香浴や蒸気吸入、マッサージ、入浴剤、湿布などに使われ、気道や皮膚を介して身体に浸透し、血流に乗り全身を廻ります。
また香りは鼻から嗅神経を通じて脳を刺激し、特に自律神経やホルモンの中枢が刺激されると、それぞれの香りに応じた生理活性物質が分泌されるようです。
例えば、ラベンダーの香りは脳内にセロトニンという物質を分泌させ、神経の興奮を抑え心身をリラックスさせます。
エッセンシャルオイルには、その他様々な働きがあります。
消化、食欲の促進、免疫力の向上、抗菌作用、利尿作用、頭痛、筋肉痛を和らげたりなどの身体への作用があります。
また、不安や緊張、怒り、興奮、イライラを抑えてストレスを解消させたり、落ち込んだ気持ちを明るくさせ元気づけたり、集中力を高めたりと心への作用もあります。
赤羽グリーン治療院では、アロマディフューザーを使って芳香浴ができるようになっています。
ラベンダー、ユーカリ、ローズウッドなどをよく使っています。
ラベンダーは、お花を思い浮かべそうな香りで、先の通り、心身をリラックスさせます。
ユーカリは、シャープでクリアな香りで、抗ウイルス作用や消毒、抗炎症作用が肺や気管などの呼吸器に効果があります。
ローズウッドは、甘くさわやかな香りで、気持ちが落ち込んだりした時、明るく元気にしてくれる香りです。
患者様に少しでも良いことがあればと思ってアロマを焚いています。
芳香浴は自宅でも簡単に楽しめます。
ひとりのリラックスタイムに使ってみたり、
香りで家庭環境に変化を与えてみたり、
家族とのコミュニケーションに使ってみたり、
使い方は様々です。
アロマのある生活って素敵な感じがします。