'09/5/28 (Thu)
筋肉は適度に動かしていることで良い状態が保てます。
私は、歩くことがやはり一番身体には良いと考えています。
反対に、動かずに同じ姿勢が続いてしまうと、その姿勢を保つ筋肉だけがその間ずっと活動しています。
そのような生活パターンが続くと、その筋肉の緊張が亢進し、ゆくゆくはコリなど身体の不調として現われてきます。
生活パターンというのは、個人個人で違うものですので、一つ例を挙げます。
デスクワークを中心に仕事をしている方の場合です。
デスクワークは座ったままの仕事です。
私も今、パソコンを使ったデスクワークのまっただ中です。
その姿勢は腰に一番負担をかける姿勢と言われています。
逆に一番負担をかけないのは、立ってウロチョロしていることだと言われています。
やはり、ここでも歩くことで腰の負担を軽くしています。
また、これからの季節、冷房下でのデスクワークになりますので、これは身体の冷えにつながります。
冬に身体の冷えがつらい方は、夏の冷房が原因の一つだと言われています。
冷房が身体に冷えをつくることで、血行不良を起こし凝り、痛み、しびれ、むくみにつながり、更にまたこれらにより血行不良が進み、負のスパイラルに突入します。
負のスパイラルから抜け出すには強制的に断ち切る必要があります。
今までの生活パターンではいけないということに本人が気づき、行動が変化することです。
気づくといことはとても大事なことですが、頭の中だけで終わってしまっては意味がありません。
行動に表すことで変化してきます。
たった少しの変化でもいいのです。出来ることから始めます。
少しの変化、ちょっと方向が変わっただけで、それを続けていくことで、大きな差ができます。
イメージしてみて下さい。
今のあなたが水平な線の上いると仮定します。横軸は時間です。
それから、その線の角度をちょっと上に向ける、10°でもいいです。
何ヵ月か後のあなたはどのくらい上にいますか?
方向をちょっと変えたことで、時間が経てば大きな差が出来るのです。
簡単なことから始められるといいと思います。
どうせ今さらなどと思わないで下さい。
今からでも遅くありません。
遅いと思ってしまうのは、過去にとらわれすぎているからです。
未来の自分をイメージして、今から変えてみましょう。
生きていれば身体は自然と変化していくものです。
二十歳までは成長します。そして、三十代前半で基礎代謝がガクッと減り、減ったことに気付かず4,5年が経ち、いつの間にかお腹周りには脂肪がついてきます。
そして、四十腰、五十肩、六十膝 といった具合に痛みなどの不調が出てきます。
しかし、これらの不調も他の疾患(がん、生活習慣病など)のように若年齢化しているように感じます。
変化のスピードを上げるも下げるも全て自分でコントロールできるのです。
冒頭の部分で、歩くことが一番身体に良いと申し上げました。
しかし、その前に正しい立ち方というのもあるのです。
当院では、正しい立ち方、歩き方をお伝えすることができます。
また、日々健康に過ごす為に、骨盤ケンコウ体操を指導しています。
まずは、簡単なことからです。